ことわざかるたの系譜

（注）青：上方オリジナル　茶：江戸オリジナル　緑：尾張オリジナル
道才かるたのみ、かるたに番号が付されている　
　　

		たとえ50句 かるた	古道才 かるた	道才 かるた	上方 いろは	江戸 いろは	尾張 いろは
い	石の上にも三年	○	○		○
	石原薬缶ひく	○	○		○
	石臼箸でさす	○	○
	いつも正月			○21
	一寸先闇の夜				○
	犬も歩けば棒にあたる					○
	一を聞いて十を知る						○
ろ	六十の莚やぶり		○
	論語読みの論語知らず				○
	論より証拠					○
	六十の三つ子						○
は	花より団子	○				○	○
	花は三芳野		○	○26
	八十の手習い		○	○40
	早牛も淀			○31
	針の穴から天覗く				○
に	二階から目薬	○		○8	○
	人形にも衣裝		○
	憎まれ子世にはばかる					○
	憎まれ子頭堅し						○
ほ	仏の顔も三度		○	○9	○
	坊主に経		○
	骨折り損のくたびれ儲け					○
	惚れたが因果						○
へ	下手の長談義				○		○
	屁をひって尻つぼめる					○
と	唐人の寝言	○	◯	◯23
	鳥なき里の蝙蝠	◯	◯
	尊い寺は門から見ゆる	◯
	灯篭の火で尻あぶる	◯
	蟷螂が斧		◯	◯37
	灯台もと暗し		◯	◯41
	鳶が鷹を生む		◯	◯36
	毒食わば皿まで		◯
	豆腐にかすがい				○
	年寄りの冷や水					○
	遠くの一家より近くの隣						○
ち	提灯に釣鐘	◯	◯	◯60
	地獄の沙汰も金次第				○		○
	ちりつもって山となる					○
り	綸言汗のごとし				○		○
	律儀者の子沢山					○
ぬ	盜人とらへて縄なふ	◯
	抜かん太刀の高名		◯	◯4
	盜人の昼寝（も当がある)		◯			◯	◯
	濡れ手で粟			◯61
	糠に釘				○
る	類を持って集まる				○		◯
	るりもはりも照らせば光る					○
を	陰陽師身の上知らず		◯	◯57
	男は七人の敵あり		◯
	鬼の女房に鬼神				○
	老いては子に従う					○
	鬼も十八						○
わ	笑ふ門には福来る		◯	◯28	◯
	藁たばねても男は男		◯
	藁家の雨は出て聴け		◯
	割鍋に綴蓋		◯			○
	若い時は二度ない						○
か	歌人はいながら名所を知る	◯	◯	◯19
	枯木も山のにぎわい	◯	◯
	雁が飛べば石亀も地団駄		◯	○35
	雁は八百矢は八本	◯
	神はきねがならはし	◯
	川中で尼はぐ	◯
	壁に馬のりかかる	◯
	紙ころも着て川へ入る	◯
	勝って兜の緒をしめよ		◯	◯39
	金が金を儲ける		◯	◯34
	蕪から菜種まで		◯
	可愛い子には旅をさせ		◯
	蛙の面に水			◯55	◯
	蟹は甲に似せて穴を掘る			◯54
	かったいのかさ恨み					○
	陰うらの豆もはじけ時						○
よ	夜目遠目笠の内	◯			◯
	(横)つちで庭掃く	◯	◯				○
	好い中に垣をせよ		◯	◯42
	よしのずいから天井のぞく					○
た	旅は道連れ(世は情)	◯				◯
	立寄らば大木の陰	◯
	達筆筆をえらばず	◯
	大仏の柱を蟻がせせる		◯	◯1
	大名の火にくばる		◯	◯16
	立板に水		◯		◯
	大海を手でせく		◯
	竹(竿)の先に鈴			◯53	◯
	大食上戸餅食らい						○
れ	連木で腹切る		◯		◯		○
	れう薬は口に苦し					○
そ	袖の振合も他生の縁			◯58	◯		○
	総領の甚六					○
つ	月夜に釜(抜かれた)	◯	◯	◯62	◯	◯
	鶴の一ト声		◯	◯22
	爪に火をともす						○
ね	猫に小判	◯	◯	◯33	◯
	鼠の塩をひく		◯
	念には念をつがえ					○
	寝耳に水						○
な	なす時の閻魔顔				○
	泣く面を蜂がさす					○
	習わぬ経は読めぬ						○
ら	楽して楽知らず
	楽あれば苦あり					○
	来年のこといへば鬼が笑ふ						○
む	向ふししに矢立たず		◯	◯47
	馬の耳に風		◯		◯
	無理が通れば道理引っ込む					○
	無芸大食						○
う	氏無ふて乗る玉の輿		◯	◯20
	瓜の蔦に茄子はならぬ		◯	◯24
	うまいものは宵に食へ		◯
	氏よりは育ち				○
	嘘からでたまこと					○
	牛を馬にする						○
ゐ	鰯の頭も信心から	◯	◯	◯11	◯
	芋の煮えたもご存知なく					○
	ゐり豆に花が咲く						○
の	暖簾にもたれる	◯	◯
	のみといはばつち		◯		◯
	野良の節句ばたらき			◯27			○
	のど元すぐれば熱さ忘るる					○
お	負うた子より抱いた子	◯
	鬼も十八		◯	◯30	◯
	同じ穴のむじな		◯	◯46
	負うた子に教へられて 浅瀬を渡る		◯		◯
	鬼の来ぬ間に洗濯		◯
	鬼に金棒					○
	陰陽師身の上知らず						○
く	果報は寢て待て	◯	◯				○
	鍬かたげて手を放す	◯
	腐っても鯛		◯	◯14	◯
	鯨に鯱			◯52
	くらがりから牛引出す			○56
	臭いものに蠅がたかる				○
	臭いものに蓋					○
や	薮から棒突き出す	◯
	闇に鉄砲		◯	◯13	◯		○
	安物買いの銭失い					○
ま	まかぬ種ははえぬ				○
	負けるは勝ち					○
	待てば甘露の日和あり						○
け	喧嘩すぎての棒乳切木		◯			（○）
	結構真赤			◯38
	下駄と焼き味噌				○
	芸は身を助ける					○
	下戸の建てた蔵はない						○
ふ	鮒のごみに酔ふ	◯
	深ふ取って浅ふ渡れ	◯
	武士は食はねど高楊枝		◯		◯		○
	文をやるにも書く手は持たぬ					○
こ	子を捨るやぶはあれど 身を捨るはなし	◯	◯
	ごまめもととまぜり	◯
	志は木の葉につつめ	◯
	志は松の葉（〃の変化形）						○
	是に懲りよ道才坊		◯	◯10	○
	弘法も筆の誤り		◯	◯3
	古郷へは錦を着て帰る		◯	◯25
	紺屋の明後日			◯45
	子は三界の首枷					○
え	得手に帆をあぐる		◯	◯6		◯
	縁と月日				○
	閻魔の色事						○
て	寺から里へ				○
	亭主の好きな赤烏帽子					○
	天道人殺さず						○
あ	麻につるる蓬	◯	◯
	逢ふた時に笠ぬげ	◯
	足もとから鳥がたつ		◯		◯
	有る袖はふれど 無い袖はふられぬ		◯
	朝日に霜			◯2
	明かけりゃ月夜			◯49
	阿弥陀も銭ほど光る			◯32
	頭かくして尻かくさず					○
	阿呆につける薬がない						○
さ	座頭(盲)の垣のぞき	◯			◯
	猿も木から落つる	◯
	皿に桃を盛る		◯	◯43
	三人よれば文殊の知恵		◯	◯59
	猿に烏帽子		◯
	坂に車		◯
	酒が酒を呑む		◯
	竿の先に鈴				○
	三べん廻って煙草にせう					○
	さわらぬ神にたたりなし						○
き	狐馬にのせた	◯
	木に竹をつぐ		◯
	鬼神に横道なし				○
	聞いて極楽見て地獄					○
	義理と褌						○
ゆ	幽霊の浜風			◯50	◯
	油断大敵					○	○
め	盲蛇におじず	◯	◯
	目の上のこぶ					○	○
み	身は身で通る				○
	身から出た錆					○
	蓑売りの古蓑						○
し	信あれば徳あり		◯	◯17
	朱に交はれば赤くなる		◯
	杓子定規		◯
	蛇の道は蛇			◯51
	しはん坊の柿のさね				○
	知らぬが仏					○
	尻食へ観音						○
ゑ	縁の下の舞		◯	◯18	◯
	縁の下の力持ち						○
	猿猴が月をとる		◯
	縁は異なもの					○
ひ	膝頭で唐(江戸)へ行く	◯	◯	◯5
	独りうつ鼓は鳴らぬ	◯	◯
	膝とも談合	◯
	貧の盜みに恋の歌	◯
	貧僧の重ね斎	◯					○
	瓢箪で鯰おさへる	◯
	瓢箪から駒				○
	人は一代名は末代			◯15
	人は武士花は櫻			◯29
	貧乏暇なし					○
も	餠は餠屋		◯	◯12	◯
	門前の小僧習わぬ経を読む					○
	桃栗三年柿八年						○
せ	膳の上の箸		◯	◯44
	性は道によって賢し				○
	背に腹はかえられぬ					○
	背戸の馬も相口						○
す	雀百になっても 踊忘れぬ	◯	◯	◯48	◯
	すっぽんとお月樣	◯		◯7
	粹が身を食う		◯			◯
	墨に染まれば黒くなる						○
ん	京に田舎あり				○
	京の夢大阪の夢					○
	ことわざかるた系　計	50	85	62	28	7	11
	上方オリジナル				24		4
	江戸オリジナル					41	2
	尾張オリジナル						30