地鯉鮒（首夏馬市）
広大な野原につながれた様々な馬と，セリに集う群集を描いている．
良く見るとセリの小屋に出前料理を届けるそば屋がいる．その先に多数のセリ人がうごめいている．馬を主体にしつつも，ここが馬市の野原であることが，遠景の人物群で分かる構図はなかなかの工夫だ．
| 広重 | 元絵 | |||
| 表題 テーマ |
地鯉鮒 首夏馬市 |
長 短 |
無題 |
長 短 |
| 人物・職業 | セリ人と馬主．遠景にも多数 | ○ | 二人 | |
| 動物・風物 | 馬市の馬25頭，多い感じ | ○ | 馬７頭，広い草原に僅か | × |
| 街道現在地 | 宿場東の野原．名鉄牛田駅西， 御林に馬市之跡碑． 現)知立市御林，中畑，南引馬野 |
|||
| 特異登場人物 | 馬主の農民二人 | 農民二人 | ||
| 景色・名勝 | 知立の馬市 | ○ | 馬の放牧地か？ | × |
| 建物・橋・船 | セリの小屋 | 小屋 | ||
| 道具・風俗 | 出前料理，そば | |||
| 文字 | ||||
| 季節・時刻 | 春4月25日〜５月5日 | |||
| 挿入ストーリー | 年に１度の馬市に集う群衆． | ○ | 何をしている光景か不明 | × |