【南極観測】

本観測隊の出発は1957年10月21日予定　
「宗谷」57年5月から大改修　2億3300万円。氷を割る力が、1mから1.5mになった。
　隊員50人、永田武隊長(44)東大理学部教授。
　村山雅美副隊長(39）横浜国大教員は19人の隊員とともに越冬する。
1956年11月8日　シンガポール
1956年12月19日　ケープタウン着
1956年12月29日　海鷹丸(うみたかまる：随伴船)とともに南極を目指す
1957年1月1日〜5日　暴風雨圏で過ごす
1957年1月13日　リュツフォルム湾の浮氷面に入る
1957年1月24日　オングル島近くの厚氷に着けて上陸開始
1957年2月15日　 昭和基地の越冬隊員と別れて帰路につく
1957年2月24日　群氷に囲まれて遂に前進不能となる
1957年2月28日　ソ連のオビ号に助け出されて氷群を脱出
1957年4月24日　大任を果たして宗谷は無事東京へ帰ってきた
南極へ上陸したのは今回が初めてではない。1912年1月、白瀬轟(しらせのぶ)氏が
海南丸204トンの木造船で命がけの探検をしている。