椎葉村（しいばそん）：宮崎県東臼杵郡椎葉村向山日添(むかいやまひぞえ）

　九州のほほ中央、熊本県と宮崎県の県境にあり、今も焼畑農業を続ける。
　山焼は毎年8月に行なわれる。
　１年目はまだくすぶる灰の中にソバを蒔き75日後に収穫する。
　翌年はアワかヒエ、３年目はあずき、４年目は大豆を収穫する。
　その後は、雑木が育つままに山を自然に返す。

　山焼の年から20年ほど経つと、雑木が育ち、山は焼畑に適した土地になる。
　山に祈りを捧げ、雑木を伐採し、翌年まで乾燥させておく。
　翌年8月の雨の降る日の直前に再び山焼きをする。
　こんなサイクルを続けている山が６ケ所ある。

　2012年統計によると村の面積は東西27km、南北33kmでおよそ537平方km。
　ここに2014年2月現在1190世帯2920人が暮らしている。(毎年減少中）
　1平方キロメートルに2.21軒、5.44人だが実際は集落に集まり、まばらな処は
もっとまばらだ。
　向山日添の３反(3000平方ﾒｰﾄﾙ）ほどの山で椎葉夫妻ふたりが焼畑で暮らす。

　椎葉村観光協会HP>知る>焼畑　参照
　http://www.shiibakanko.jp/shiru/yakihata.html